Progress vol.08

巻頭特集 Interview

Message from the President

2023年3月期の振り返りと今期の業績計画
ラグジュアリービジネスを中心とする戦略について

代表取締役社長 写真

繊細なディテールにホテルの世界観が表れる

ウェルス・マネジメントグループ運営のホテルディテール紹介
フォションホテル京都/ギャリア・二条城 京都

虫メガネ

巻頭特集 Interview

Message from the President

2023年3月期の振り返りと今期の業績計画、
ラグジュアリービジネスを中心とする戦略について

ウェルス・マネジメント
代表取締役 千野和俊

Q12023年3月期を振り返っていただけますか。

政府の水際対策の緩和以降、ホテル運営事業は劇的に好転。
ホテル業界の急速な業績回復に伴い、ホテルアセットに対する投資家の姿勢はより積極的に。
市況の変化を柔軟に捉えた事業運営を実行。

ホテル運営事業は、水際対策の規制緩和が本格化した昨年10月を境に劇的に好転しました。国内需要に加えてインバウンド需要が稼働率を引き上げ、客室単価も上昇したことから通期黒字を達成。インバウンド市場の活況は4月・5月の端境期を迎えても続いていますので、完全に回復したと言えるでしょう。

アセットマメジメント事業と不動産事業においては、REITの上場延期に伴い「ギャリア・二条城 京都」の不動産信託受益権をブリッジファンドへ譲渡。また、開発フェーズに入った「シックスセンシズ 箱根 強羅」のリキャップ(SPC間売買)を実行しました。

プロジェクトのパイプラインにおいては、「三重県伊勢志摩ホテル開発プロジェクト」がスタートし、現在13本のパイプラインとなりました。ファンド事業としてのAUM積み上げはできなかったものの、開発型のリキャップを行い、今期以降の準備に力を注ぎました。
将来的に一層の高まりが期待できるホテルアセットの不動産市況に鑑み、期初に計画していた案件実行を温存したことから、業務に伴う利益(営業利益・経常利益)が未達となった点については真摯に受け止めています。

一方、当期純利益ベースでは過去最高益を更新いたしましたので、今期以降も株主の皆様には、ぜひ当社の飛躍に期待をしていただければ幸いです。

Q2「中期経営計画2024」の最終年度となる2024年3月期の業績計画を教えてください。

不動産事業はREITを核にEXIT戦略を具現化します。
ホテル運営事業は売上高70億円、営業総利益25億円を目指します。

2024年3月期の計画は取扱高1,000億円、売上高200億円、経常利益75億円です。
不動産事業の最重要施策は、サムティ社と進めているREITの具現化です。依然としてマーケットが落ち着かない状況ですが、観光市場の回復により、特にホテルアセットの不動産価格の上昇が期待できるのが今期。このチャンスを逃せば次はない。その覚悟で取り組んでいます。
ホテル運営事業は、インバウンド需要の回復によるラグジュアリーホテルの稼働率および客単価の上昇を見込み、売上高70億円、営業総利益25億円を計画しています。

AUM積み上げのポイントは完成物件。
当社の強みを生かしたバリューアップ領域のパイプラインも強化します。

アセット・マネジメント事業では、ソーシング力の強化がテーマ。新たなファンドを組成して投資家を集め、AUMの積み上げを行います。近年、ホテルだけではなく、オフィス、レジデンシャル、ロジスティクスなどに興味をお持ちの方が増えていますので、間口を拡げて期待に応えていきたいと考えています。中期経営計画でお示ししたグループAUM5,000億円に近づけたいと思います。

当社が得意とするホテル開発物件を増やしてもいずれ到達しますが、年間の積み上げ額は約700億円。昨年取得した三重県伊勢志摩のホテル開発用地も、竣工は早くて4年後。マーケットの過熱感からファンド事業としての積み上げは簡単には投資効果を得にくい状況でもあるので、今期は完成物件のパイプラインを強化して資産の積み上げを進めます。

完成物件として注目しているのはバリューアップの余地のある(本来の実力から過小評価されている)物件です。マーケットに埋もれている物件、評価が下がっている物件を購入し、当社の企画力で価値を高めて売却する。ホテルで培ったこのノウハウをさまざまなアセットに適用できるのはウェルス・マネジメントグループならではのアドバンテージです。

社長対談写真

Q3今後の成長戦略について教えてください

国内外の富裕層をターゲットに
ラグジュアリービジネスを大胆に進めていく企業集団を目指します。

我々のグループは、投資家の皆様からお預かりした投資資金をもとに不動産事業、アセット・マネジメント事業、ホテル運営事業を進めておりますが、今後はそれらに加えて、これまで築いてきたノウハウと実績を活用して、“ラグジュアリービジネス”を展開する企業集団を目指してまいります。将来の収益構造は、全体の3分の2をこのラグジュアリービジネスで構成することを目指したいと考えています。

ラグジュアリービジネスのなかで、今期中に第一号案件がスタートする可能性があるのがブランデッドレジデンス事業です。ブランデッドレジデンスは、バンヤンツリー、シックスセンシズといった世界的なラグジュアリーホテルの名前を冠したレジデンスで、分譲型のヴィラまたはコンドミニアムに居住しながらラグジュアリーホテルのハイグレードな施設とサービスを利用できます。

現在は、すでに開発に着手している長野県白馬村を皮切りに40~50戸の分譲を進めています。リゾート地ですのでオフシーズンは我々が借り上げて運用する予定です。ターゲットは、東南アジア、中東、北アフリカの富裕層。かつての中国人富裕層をしのぐ勢いでニーズが拡大していますので、従来のリゾート分譲物件よりもハイクラスなゾーンへ踏み込んでいけると思います。

ラグジュアリーホテルで医療ツーリズムを展開
将来は先進医療やアンチエイジングの分野への進出を目指します。

また、ホテルを活用した新たなビジネスとして、近い将来、ラグジュアリーホテルでの医療ツーリズムをスタートしたいと考えています。2024年春に開業予定の「シックスセンシズ 京都」では、例えばアスリートを対象とした湯治、食事、体力増強、リハビリテーションサービス等の提供プログラムを揃えますが、これはその第一歩。将来的には高度な先進医療、アンチエイジングの分野にも進出したいと思っています。

ブロックチェーン技術を活用したデジタル領域での新たなビジネスで
投資家の満足度を高め、収益の多様化と安定化をはかります。

収益の多様化と安定化をはかるため、ブロックチェーン技術を活用したビジネス展開も検討しています。一つはNFT(非代替性トークン)。将来の特定日または特定期間の宿泊利用券をトークンで発行し、それらの売買が可能になります。我々運営側としてはラグジュアリーホテルの安定稼働を支えることになり、例えばパンデミックなどによるリスクも軽減することができます。投資家の皆様には自身でホテルを利用する楽しみとセカンダリーマーケットに売却して利益を得る機会を提供できます。そして我々は、プラットフォーマーとなってNFTの販売・売却手数料を得ることも、他のラグジュアリーホテルのNFTを発行しているプラットフォーマーに投資して配当を得ることもできる。価値の高いホテルを知る我々だからこそできる、Web3時代対応の収益安定化策です。

そして、もう一つがSTO。ブロックチェーン上で発行されたセキュリティトークンを用いた資金調達方法です。新しい投資対象としての商品を投資家の皆様に提供できることに加え、減価償却も配当に加算できることから利回りが上昇し、ひいては売却価格にも好影響が期待できるなど、大きな意義があると考えています。
また、REITは会社型であるのに対して、セキュリティトークンは不動産物件そのもの。投資の対象を明確にイメージできますし、例えばホテルなら「オーナーになった」という実感があるので、投資家の皆様の満足度も高くなると思います。そういう点からも、ラグジュアリーホテルとは相性が良いと言えるでしょう。

Q4株主の皆様へメッセージをお願いします。

グループビジネスの枠を超えてプライム市場への上場を実現します。

いずれの成長戦略も、すでに取り組みを始めており、次期中期経営計画中の具現化を目指します。
プライム市場への上場も念頭に、従来のグループビジネスの枠を超えていくことで皆様のご期待にお応えします。また、引き続き株主還元は重視し、利益を次の成長のために投資をしていく一方で、還元を増やして増配を実現したいと考えています。トータル・シェアホルダーズ・リターンを高めるため、引き続き株価に留意するとともに株主優待についても最善を尽くしてまいりますので、今後ともウェルス・マネジメントグループへの変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

繊細なディテールに
ホテルの世界観が表れる

ウェルス・マネジメントグループ運営のホテルディテール紹介
フォションホテル京都/ギャリア・二条城 京都

「神は細部(ディテール)に宿る / God is in the details」
この言葉は、ドイツの近代建築家、ミース・ファン・デル・ローエが残した名言です。ミースは、ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと並ぶ近代建築の巨匠のひとりですが、細部に徹底的にこだわることで、空間は神秘さや美しさを宿し、建物の本質的な世界観や値打ちを生むという意味合いだと言われています。

実は、私たちウェルス・マネジメントグループが開発・運営に携わった「フォションホテル京都」と「ギャリア・二条城 京都」は、あまり目につかない空間の細部にも徹底的にこだわりがあり、そこには様々な工夫や物語がちりばめられています。
今回は「繊細なディテールにホテルの世界観が表れる」と題して、ホテルに設置されたアートやディテールにスポットを当て、ご紹介いたします。

フォションホテル京都
  • フォションホテル京都ディテール1
  • フォションホテル京都ディテール2
  • フォションホテル京都ディテール3
Movie

フォションホテルの世界観を動画でも紹介しています

ギャリア・二条城 京都
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Movie

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