2024年のインバウンド市場は、訪日外客数3,687万人、消費額8.1兆円と、いずれも過去最高を記録しました。2025年も、北は北海道から南は九州・沖縄まで、日本の観光地に外国人旅行者がドッと増えた肌感覚は、みなさんも感じていらっしゃると思います。
そして、訪日外国人観光客に人気の東京、箱根・富士山、京都、大阪を結ぶ効率的な周遊ルートは、ゴールデンルートと呼ばれており、このルートは日本を初めて訪れる多くの観光客が、都市、自然、文化を効率的に体験できるため、定番の観光コースとなっています。結果的に、ゴールデンルートには宿泊需要に応じて、ホテルや旅館などが数多く存在します。
実際、東京、箱根、京都、大阪には、新オープンの宿泊施設開業のニュースが続き、こんなにホテルや旅館をたくさん作って大丈夫なの?と思う方もいるでしょう。
しかし、このゴールデンルートのエリアには、ビジネスからラグジュアリークラスまで宿泊施設は増加傾向なのですが、実は日本の地域全体を見渡してみると「ラグジュアリーホテル」の数が欧米諸国と比較して、少ないということをご存じでしょうか。
観光庁出典の資料を参照すると、日本国内のFiveStarAlliance登録の5つ星ホテルの数は1位の米国が900件と最も数が多く、以後2位のイタリアは約220件。日本の件数をみると…ラグジュアリーホテルは、実は40件以下とインドネシアやタイよりも下位なのです。
昨今日本政府が、インバウンドによる観光立国を掲げる中で、そもそも、外国人観光客を誘致するためのラグジュアリークラスの宿泊施設が整っていないということが、実は日本の観光産業の大きな課題なのです。インバウンド傾向は、円高傾向や為替の影響で訪日外客数・消費額ともに堅調に推移し、今後も増加傾向は変わりませんが、世界中の旅行者の観光傾向は次第に「量」から「質」へとシフトしています。「爆買い」という言葉が流行した時代を経て、サービス消費といわれる宿泊・飲食・体験にインバウンドはお金を費やす新たな時代に突入してきているのです。
このような観光傾向を背景にして、私たちウェルス・マネジメントグループとしては、新しい時代の観光産業に貢献するべく、日本の知られざる素晴らしい観光地域に高品質なラグジュアリーホテルを増やし、日本の真の素晴らしさを世界中の旅行者が体験できる施設づくりに日々励んでいます。

ウェルス・マネジメントVOICE編集部