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世界を惹きつける日本の魅力とは?

2025年11月27日配信

近年、日本を訪れる外国人旅行者は増加の一方です。その理由の一つには、日本の食文化の豊かさはあると言えるのではないでしょうか。日本の食は、単に美味しいだけでなく、自然との関わり方や長い歴史の中で育まれた工夫が詰まっています。 

 

実は、日本の食の基礎をさかのぼって考えると、縄文時代まで辿り着きます。狩猟や採集、漁を組み合わせ、四季の変化に合わせて食材を使い分ける暮らしは、とてもサステナブルでした。この考え方は、現代の「旬を大事にする」「必要以上に取らない」といった日本人の価値観につながっています。さらに、日本の気候が育んだ多彩な食材と発酵文化が、日本料理の繊細さを支えています。味噌や醤油、出汁を使った料理は、素材の味を活かすことを大切にしていて、海外からも高く評価されています。また、日本は外から入ってきた文化も、そのままではなく独自の感性でアレンジしてきました。カレーやラーメン、トンカツなどはその代表例で、日本人のみならず、多くの訪日旅行者が魅了されます。また、日本に根付く神道や仏教の精神、茶の湯のもてなしなども、日本の食体験に深みを与えています。食べることが単なる栄養補給ではなく、自然やいのちへの感謝を感じられる体験になっているのです。 

 

最近では、世界の旅行者がSNSで日本の食を発信することも増えています。お寿司やラーメン、スイーツ、駅弁、コンビニ食品などを写真や動画でシェアすることで、「日本に行ってみたい!」という気持ちが世界中に広がっています。InstagramやX(旧:TwitterなどのSNSの拡散が、訪日旅行の大きな後押しになっているのです。 

 

2024年に8.1兆円もの消費額を記録した外国人旅行者の消費傾向は、今後、量よりも質を重視する傾向と言われています。日本を訪れた多くの外国人旅行者はリピーターとなり、そのほとんどは地方観光や体験型観光に魅力を感じています。単に代表的な観光地を巡るだけでなく、郷土料理や伝統工芸、自然体験などを通して「日本らしさ」を深く味わいたいと考える人が増えているのです。 

こうした流れを踏まえると、日本の魅力は単なる食や観光スポットの豊富さだけでなく、深みある体験と自然との共生を体感できる文化の厚みにあります。長い歴史に裏打ちされた食文化と体験型観光は、世界の旅行者を惹きつけ続ける、日本ならではの力と言えるでしょう。そして、世界を惹きつける日本の魅力を、日本人自身が深く理解し、世界に伝え守っていくことが、未来に向けた私たちの役割なのかもしれません。 

 

ウェルス・マネジメントVOICE編集部