このホテルの起源は、1984年にさかのぼります。当時「堂島ホテル」として、西洋風の重厚な雰囲気を漂わせて大阪経済の「大人の社交場」として、この地で多くのお客様に愛されていました。しかし、施設の老朽化によって「堂島ホテル」はキタの社交場としての役目を終え、その後、縁あって当社が、新たに生まれ変わらせる再開発事業を手掛けることになりました。 そんな堂島というエリアらしさを取り入れたプロジェクトのコンセプトは、堂島の“記憶”と“未来”です。世界最大のホテルチェーン米マリオット・インターナショナルのブランドである「アロフト」のコンセプトである、音楽・アート・テクノロジーと共に、堂島の歴史性を織り込みました。 ホテルの随所に過去・現在の堂島の景色を織り込んでおり、例えば、エントランスには、江戸時代に米相場があったという歴史から米俵を載せたオート三輪を置いたり、若者のカルチャーであるスケートボードに堂島の古い地図や絵画を描いていたりしています。さらに客室の壁紙には、堂島の過去と現在の地図を重ねたグラフィックや旧堂島ホテルの外観がデザインされています。旧堂島ホテルの歴史と最先端のブランド・コンセプトを融合させた、まったく新しいホテルとして、国内外のゲストをお迎えしています。