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私たちが「不動産STO」に取り組む理由

テクノロジーが拓く、不動産投資の新しいかたち

2026年09月24日配信

不動産投資は、長らく不動産と金融知識を持つ専門家や機関投資家だけのものでした。

しかし2001年のJ-REIT(不動産投資信託)が創設され、個人投資家にとって投資機会が限定的であった大規模不動産についても投資が可能になりました。そして、その後の法改正とブロックチェーン技術の進化により、不動産投資への選択肢が増えてきています。

私たちウェルス・マネジメントグループが手がける「不動産STO(セキュリティ・トークン・オファリング)」は、まさにこの新時代を象徴する取り組みです。

 

不動産STOとは? 従来の投資との違い

不動産STOとは、ブロックチェーン技術を活用し、不動産または不動産に関連する権利などを裏付け資産とする小口化された「デジタル証券(セキュリティ・トークン:ST)」を発行し、個人を含む多数の投資家に提供する資金調達手法です。これにより個人投資家の不動産等の資産に対する投資機会の拡大が期待されています。

よく比較される「J-REIT(不動産投資信託)」との最大の違いは、投資対象の明確さと有期の運用期間にあります。

J-REIT

 期限を決めずに複数の物件を保有する「投資法人(会社)」への投資

不動産STO

一定の運用期間を前提とした特定の「不動産」への投資

投資家の皆様にとっては、投資対象を明確に把握したうえで判断できることも大きなメリットです。たとえば、特定のラグジュアリーホテルを裏付け資産とする場合は、当該ホテルのブランドやオペレーター、運営状況や収益性等が投資判断をする上での大きな要素となります。

 

急成長する市場と、私たちの実績

国内の不動産STO市場は、2021年に第1号案件が発行されて以来、着実にその裾野を広げてきました。
直近のデータでは、2025年度の公募ST発行額が単年度で約1,650億円、累計で約3,333億円に達し、前年度比でほぼ倍増という急成長を遂げています※。

私たちウェルス・マネジメントグループでも、これまでパートナー企業様との協働のもと、「イビス大阪梅田」や「ダーワ・悠洛 京都」を対象とした不動産STOの組成にサブ・アセット・マネージャーとして関与し、確かな知見と実績を積み重ねてきました。そしてこのたび、初めてメインのアセット・マネージャーとして「シックスセンシズ 京都」を対象とした不動産STOを組成することとなりました。

いずれも、私たち自身が開発から運営まで、こだわりを尽くして携わってきたホテルです。投資対象資産の本当の価値を、ストーリーとともに投資家の皆様にお届けし、ウェルス・マネジメントグループによる運用を通じてその価値を実現させて投資家の皆様にお返しすることこそが、私たちがこの仕組みに取り組む最大の意義だと考えています。

hotel01_04イビス大阪梅田

hotel03_05ダーワ・悠洛 京都

hotel06_01シックスセンシズ 京都

 
「一気通貫」の体制だからこそ、提供できる信頼

私たちが不動産STOに強い可能性を感じているのは、単に新しい資産運用の手段だからではありません。

ホテルの取得・開発から運営、そして資産価値の最大化と売却までを一貫して手がけてきた私たちだからこそ、裏付けとなる資産の本質的な価値を誰よりも理解した上で商品を組成できるという自負があります。もちろん、不動産STOはまだ発展途上の市場です。 セカンダリー(流通)市場の厚みや、商品の多様性など、解決すべき業界全体の課題も残されています。

私たちは、これまで培ってきたホテルアセットの知見をさらに深めながら、一つ一つの案件を丁寧に組成していくことで、この市場そのものを健全に育てていく責任があると考えています。

 
魅力ある「資産」と、投資家の皆様の想いをつなぐ

「日本の『資産』を未来の力に」——。 私たちが掲げるこのコーポレートスローガンは、不動産STOという挑戦にも、そのまま重なり合います。

日本が世界に誇る魅力的な不動産(観光資源)と、その価値を信じ、未来へつなぎたいと願う投資家の皆様の想い。

この二つをテクノロジーの力で結びつけ、次の時代の新しい資産運用のかたちを創り出していくこと。それこそが、今後の私たちウェルス・マネジメントグループが果たすべき重要な役割であると考えています。

 

ウェルス・マネジメント株式会社 VOICE編集部

 

※出典:BOOSTRY「日本のセキュリティ・トークン(ST)市場総括レポート(2025年度)」